3月5日放送の「めざましテレビ」(フジテレビ系)では、俳優の真田広之さんがVTR出演。真田さんは友人のキアヌ・リーブスさんの太っ腹エピソードを明かし注目を集めました。
真田広之、キアヌの気前の良さに助けられる
「The軽部真一」で軽部アナが今回退団することになった相手はアメリカ・ロサンゼルスを拠点に海外で活躍する真田さん。
軽部さんとの対談の中で、真田さんが映画「47RONIN」と「ジョン・ウィック:コンセクエンス 」キアヌさんの話題が出ます。
真田さんは「『ジョン・ウィック』の時はベルリン撮影してたんですけど、アイシングマシーンという特別な機械持っていて『いつでも使ってくれよ』って言ってくれた。『ジョン・ウィック』撮影のすぐ後に『SHOGUN 将軍』の撮影でバンクーバーに飛ばなきゃいけなかった。1週間後ぐらいにキアヌがそのマシーンを送ってくれたんですよ。バンクーバーまで空輸ですね。キアヌの気前の良さのおかげで『SHOGUN 将軍』を乗り切れた」とキアヌさんの太っ腹エピソードを明かします。
話を聞いた軽部アナは「SHOGUN 将軍、Thanks to キアヌ・リーブスって書かなきゃいけない」と語り笑いを誘います。
真田広之、アル・パチーノを出待ち
尊敬する俳優のアル・パチーノさんが舞台に出演していた時は出待ちをしていたという真田さん。
そんな真田さんは「ファンだからいたというよりかは、あれだけの人がどういう出方をして、ファンの方に対応するんだろうっていうのを見たかったんですね。雪の中、ずっと待っていて出てきました。丁寧にサインをそれから車に乗り込んでいく。やっぱりこういうことをしてるんだなっていうのを見て、どんなに疲れててもとにかく『ハーイ!』をしてサインをできるだけして、絶対裏からでちゃいけないなって、色々吸収することがあった」と名優からの学びがあったと力説。
真田広之、俳優人生の転機は「ラスト サムライ」
真田さんのハリウッド進出の転機になった作品が2003年公開の映画「ラスト サムライ」。
「ラスト サムライ」について、真田さんは「ハリウッドでちゃんと日本の時代劇が撮れるのか?って疑問詞をする側だった。ただ、もし誰かがこの役をやるんであれば不安を抱いてる自分が飛び込んで、正していけるんじゃないかって。おかしい所はできる限り直していこうって思いで飛び込んだ」と当時を振り返ります。
続けて、真田さんは「それが全部終わった時に各ポジションのチーフからお食事に呼ばれて、嫌われてるんだろうなって思って言ったら、お前の情熱にこの業界に入った頃の情熱を思い起こさせてくれたことみたいなで乾杯、胸が熱くなって今で思い出すと…。洋の東西に壁があるとしたら自分の世代で壊せるんじゃないのかなって。その2年後ぐらいに決まってた仕事を終えてハリウッドの生活をスタートさせて」と情熱がハリウッドのスタッフにも認められたことを明かします。
真田広之、最新作「SHOGUN 将軍」を語る
現在、「Disney+」で配信中の「SHOGUN 将軍」は、真田さんが主演だけではなくプロデューサーも務めた意欲作。
「まずは脚本作りから西洋っぽくなるのか、現代っぽくなるとか、一切そういうことを排除した。同時進行で東京・京都の時代劇経験のあるスタッフ、ハリウッドが撮るにしても撮影場所に連れて行くことができて、初めてチームで臨めた。出番がない日でも、朝一で誰よりも現場に早く行って、セットのデコレーション・エキスストラの着付け、刀のさし方全部チェックして、リハに立会い気づいた所はアドバイして、常に毎カット、隅々までチェックして」とプロデューサーとして神経をとがらせ撮影を行っていたと語る真田さん。
また、軽部アナが「主演にしてプロデューサって大変ですよね?」と聞くと、真田さんは「いや…楽しかったですよね。とにかく楽しかった。物作りに関わる楽しさを日々味わってましたね。むしろカメラの前に立つ時が一番リラックスして、ご褒美のような。今は芝居だけしていればいいんですねっていう感じでしたね」とコメント。
続けて、真田さんは「カットがかかって一緒にモニターを見てるプロデューサー陣、演出陣がこれだねっていう時に『よしっ!』ガッツポーズした。本当に嬉しい瞬間を何度も味わったので」と語りやり切った充実感を漂わせます。
また、真田さんは「時代は変わってきた世界に配信できるっていう状況はあの頃と比べると雲泥の差、この年になってやっと手の届く役もいっぱいあります。また、デビュー戦を迎えるという気持ちですかね」と挑戦は続くと将来を見据えます。
今回の放送にはネット上で「もう朝からイイ気分、真田広之さんのインタビュー最高!素敵でした 軽部さん、真田さんとのツーショット写真家宝にして下さいね」「真田広之カッコいい この熱い思いとかカッコいい #めざましテレビ」「アル・パチーノの出待ちをした真田さん #めざましテレビ」などのコメントが上がっています。
アイシングマシーンをベルリンからバンクーバーまで送ったキアヌさんの気前の良さは流石ハリウッドスターですね。また、真田さんの作品にかける情熱は素敵ですね。